山岳指導員研修会兼山岳技術研修会(無雪期)
○ 目的 山岳指導員の育成及び会員の登山技術習得
○ 主催 滋賀県山岳連盟
○ 主管 滋賀県山岳連盟 指導委員会
○ 期日 2016年9月4日(日)9:00~15:00
○ 会場 大津市北小松 比良げんき村 宿泊棟(旧山岳センターー)
○ 講師 主任講師 大越久嘉 (山岳上級指導員 アルパインクライミング)
その他 指導・技術委員会
○ 研修内容 「山岳での危急時対応についての考察・研修」
09:30 開講式~オリエンテーション
09:45 研修1 「危急時対応の心得・準備」(講師の講義)
10:30 休憩
10:40 研修2 レポート・地形図研修
12:00 昼食・休憩
12:45 研修3 グループ研修~ディスカッション
14:40 まとめ
14:50 閉講式~解散
研修レジメ
研修1 「危急時対応の心得・準備」
自然界の中の人間(自分)
自然の中で人間は・・・弱い
濁った水が飲めない・食料調達 ができない・裸で過ごせない
裸足で歩けない・鼻、目、耳が効かない・方向感覚がない
身体能力が乏しい・精神脆弱(個人となった時)など
「岳人・クライマーは、リスクの多い自然界に分け入る冒険者」
(自ら突破口を見開いて、目的達成に挑む)
身体能力向上・リスク分析 = 冒険者 ≠ 無謀行
リスク
客観的危険 ← リンク → 主観的危険
・気温・風雨・降雪・吹雪・雪崩 ・体温不調・凍傷・凍死・日焼け
・熱射 ・ ホワイトアウト・雷 ・雪盲・現在位置ロスト
・落石・落氷・雪崩 ・溺れる ・負傷・窒息・
・土石流
・地形(急斜面、傾斜、深い谷、滝) ・転滑落・現在位置ロスト
・クレパス・深山・
・動植物の攻撃・疾病 ・中毒・負傷・かぶれ・不全症
・バテる・脱水・エネルギー不足
・その他 ・無知・無謀
危急時対応の原則
○ 後遺症無き早期社会復帰
○ その場の感傷より冷静な判断
○ 二次遭難事故の防止
○ 社会インフラへの搬送(通信手段の確保)
リスクへの準備
○ 自然科学への関心
○ 技術・知識習得に向けての研鑽(研修+実地訓練)
○ もしも・・・を考慮した計画、実行
研修2 レポート 氏名
○ あなたの主な山岳活動は何でしょうか?(複数書き込み)
○ あなたにとってリスクの多いその活動において、やり続ける意義は何でしょうか?
○ リスク回避・対応のための対策をお聞かせください。
○ 危険な目にあった体験や経験があればお聞かせください。
○ あなたの山岳リスクに対する考えや今後の対応についてお聞かせください。
○ 今後目標とする山岳活動をお聞かせください。
○ 滋賀岳連や指導委員会に対するご要望をお聞かせください。
ありがとうございました❤