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『岳連山塾』20記録報告

記録
【岳連山塾】(第20回 冬期山行

目的 積雪のある深山に入り、登山の総合力を研修する
主催 滋賀県山岳連盟       主管 指導委員会
    リーダー 滋賀岳連指導委員会及びフォロースタッフ
日時 2016年3月12日~13日 日数 2日間(山中でテント泊)
場所福井県大野市 荒島岳
行程概要
    12日(快晴) 8:00入山 勝原スキー場 P登山口(350m)~ゲレンデトップ~
            シャクナゲ平手前(1100m)付近幕営~雪上研修~テント泊
    13日(曇り) 3:00起床~6:00BC発~ロープワークシステム研修~
            9:00荒島岳登頂~往路下降~15:00登山口下山   
対象 ・冬山登山を学びたい方
   ・冬山でのテント泊を体験したい方
   ・冬期登山を志向したい方
   ・この研修をお手伝い頂ける方
   ・等々
研修内容 
   ・積雪期登攀時のロープワーク
   ・テント設営、冬期生活技術
   ・自然からのリスク管理/防御技術
   ・登山パーティのあり方       

参加  計

スタッフ所感
20回目を迎えた【岳連山塾】は、初の県外遠征となる北陸の荒島岳で行いました。
今年は雪不足で滋賀県内の山にも雪はなく、ここ荒島岳でさえも標高900mを超えてようやく雪を踏むことができました。
今回の【岳連山塾】のテーマは、雪山で使う実質的なロープワークを学ぶこととしました。
重荷を背負って尾根を登り、快適なテン場でBCを設営した後、アンカー・支点の構築とスタカット・コンテニィアンスクライミングを解説。
参加者に実質的な雪山でのシステムの研修をして頂きました。
この後は、メンバーで静かな山中で美味しい食事とお酒で山談義に花を咲かします。
こうした冬山で野営して、山を楽しみ切る山屋さんを作ることも、この【岳連山塾】の目的でもあります。
星またたく夜も明けて二日目、この日も穏やかな天候に恵まれました。
6時にBCを出発し、御嶽の向こう側を昇るご来光を拝みつつ、今日のメイン研修上のもちが壁に取り付きます。
ここでロープを結び、スタンディングアックスビレイで4~50°ほどの雪壁を2ピッチ登攀し、本ちゃん登りを研修しました。
また、ピークに向かう綺麗な雪尾根を360度の展望を楽しみながら登り、荒島岳へ全員無事登頂。
それぞれがここでの思い出を胸に刻みました。 
下山時に懸垂下降も実践し、BCに戻りテントを手早く撤収。
名残惜しい山を後にし、全員無事に下界に戻りました。
このように【岳連山塾】は日帰りで行ける山にあえてテン泊し、じっくり山に研修していだだくスタイルを今後も行って行きたいと思っております。
記;指導・技術委員長 


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イメージ 3
荒島岳への尾根を行く研修生

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イメージ 5
雪上での研修風景

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イメージ 1
テン場での反省会?

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イメージ 2
もちが壁での登攀研修

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イメージ 6
美しい北陸の雪山

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イメージ 4
みなさま、荒島岳登頂おめでとうございます!


参加された皆さん、お疲れさまでした。
【岳連山塾】

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