記録
『岳連山塾』(第22回 セルフレスキュー実践訓練)
目的 模擬山岳事故を想定し、負傷者を搬送するセルフレスキューを実践する訓練を行う
主催 滋賀県山岳連盟 主管 指導・技術委員会
講師 山岳上級スポーツ指導員(AC) 大越久嘉
その他 滋賀岳連指導・技術委員及びフォロースタッフ
日時 2016年7月24日 (日)曇り・晴れ
場所 大津市葛川坊村町 明王谷上流周辺
対象 ・山岳バリエーションルートでの登山技術スキルアップしたい方
・ロープを使った登山技術を習得したい方
・山岳事故において故障者の搬送などセルフレスキュー技術を習得したい方
・この研修をお手伝い頂ける方等々
研修内容(内容を変更する場合があります)
・川・沢での渡渉(股下程度)、急斜面をロープ確保しながら背負い搬送する訓練
・ロープワークシステムの構築
・自然からのリスク管理/防御技術 等
研修時間 7:30~16:00(移動含む)
参加 計10名
スタッフ所感
山登りやクライミングするもにとって
気心知れた仲間との山登りやクライミングに行 くことは
何よりも人生の楽しみであります。
しかし、反面大きなリスクを伴うこともあり
自然界はいつも笑ってはくれません。
自分を含めパーティーの中で負傷者が出たらどうするのか、
何とかしたいという思いだけでは、要救護者を助けることはできません。
そんな技術を。今回の【岳連山塾】22では研修しました。
本番さながらの沢筋や急傾斜の斜面で、講師や熟練スタッフ指導のもと
実際に仮想負傷者を背負って搬送します。
自然界は複雑です。
不安定な沢底での背負い搬送やフォールラインから外れた時の
懸垂下降・引き上げなど実際に訓練しないと分からない事やうまくいかない事
など次々に判明してきます。
その折のロープワークや注意点を、みんなでその都度確認し研修は進められました。
こうした高度の救助技術の習得は、一日一夜で付くことはありません。
普段から不慮の事態を想定した登山計画と
地道な技術研鑽を重ねる必要があります。
そして、パーティーの中での共有した技術的な裏付けがあってこそ
自然界での活動に大胆にチャレンジしていけるのだと私たちは信じています。
【岳連山塾】では今後もこうした訓練を繰り返して実施していきます。
また次の機会にも皆様のご参加をお待ちして居ります。
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【岳連山塾】22開講式
早朝より坊村に集合して本格訓練の開始です
この日はベテラン消防署署員の参加も得て中身の濃い研修を受ける事が出来ました
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沢を徒渉する上でのロープワークを研修
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背負い搬送の実践
背負うだけではありません
搬送者の確保など細かな点も指導を受けます
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しっかりとした確保の上なら不安定な徒渉も確実にできます
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急斜面で負傷者を背負って懸垂下降訓練を行いました
みなさん、真剣勝負です
参加された皆さん、お疲れさまでした。
【岳連山塾】