平成27年度 冬山山岳救助訓練&講習会「報告書」
報告:滋賀県山岳遭難防止対策協議会/事務局
1,実施日 平成28年 2月14日(日)
2,主 催 滋賀県山岳遭難防止対策協議会
3,主 管 滋賀県山 岳連盟
4,会 場 マキノ高原&ハイランドアリーナ(高島市)
5,講 師 山 本 一 夫 (滋賀県山岳連盟 指導委員)
須 藤 邦 裕 (滋賀県山岳連盟 指導委員)
大 越 久 嘉 (滋賀県山岳連盟 指導委員長)
6,参加者(順不同)
高島警察署 2人 滋賀県警察本部 24人
高島市消防本部 9人 滋賀県防災航空隊 人
高島市市役所 2人 湖北地域消防本部 5人
東近江行政組合消防本部9人 彦根市 消防本部 4人
大津市消防局 3人 三重県山岳連盟 2人
福井県山岳連盟 1人
講 師 3人 役 員 3人
合 計 67名
7,訓練(講習会)内容
『旧マキノ高原第2スキー場』
① 冬山での救助作業の基本
・我が身を守る心構え ・冬山登山の基本
② 雪上での支点の取り方と強度
・立ち木 ・ブッシュ(枯草)
それぞれを人力加重で強度の確認
③ 引き上げのシステム
・ロープ背負いによる1/3システム等を利用した
負傷者の搬送
・ショートカットでのロープ背負い搬送
以上の講習内容を3班に分かれて実習を行なう
「 昼 食 」
④ ヘリコプターによるピックアップ
模擬遭難者をバスケット担架に梱包後⇒減圧担架
滋賀県防災航空隊と高島市消消防本部を中心とした訓練
⑤ ロープワークの応用編
⑥ まとめ
・訓練(講習会)を通じての質疑応答
・各参加団体間での技術交流
午後から下り坂傾向のお天気では有りました、それよりも積雪が全くなく「冬山山岳救助訓練&講習会」としての位置付け上では内容を大幅に変えてイメージトレーニングが多い中での実施となった事が残念であった。そのような環境下の中で内容的には訓練としての位置付け上、例年の積雪期での訓練(講習会)中心の内容になりました。実際の救助活動に於いては、各諸団体の集結となるのでお互いの技術水準とコミニュケーションが最も大切である。僅か1日の訓練(講習会)では有ったが、冬山の基本から救出、搬送、収容活動までの救助活動を体系的に実践する事が出来た、またヘリコプターによるピックアップ訓練も予定通りに実施された。今回の訓練「講習会」で収得をされました内容を各所属団体に伝達をお願い致します。又熱心にビデオ・カメラ等による記録をされる参加者の姿には感銘を受けました。最後になりますが参加団体間のお互いの技術交流も含めて、一定の成果を上げ終える事が出来ました事に感謝致します。
【 事前講習会の報告 】
・期 日 1月29日(金)
・会 場 滋賀県消防学校(東近江市)
・参加者 県下各消防本部(局) 滋賀岳連/やまっこ 三重岳連
講師&役員 合 計59名
・内 容 午前 座学 「救助の基本」「救助の心構え」「冬山登山の基本」
「確保理論」「ロープの取り扱い方」
「地図の基本的な見方」用語の説明 尾根&谷の記入
「シルバーコンパスの使い方」磁北線の記入 用語の説明
午後 実技 「流動分散」デモ⇒実践
「シートによる梱包⇒搬送」
「支点の取り方」「確保技術」
「ロープの取り扱い方&強度」
それぞれの基本的な事項を学ぶ
まとめ 講習会を通じての質疑応答
各参加団体間での技術交流
平成27年度 冬山山岳救助訓練&講習会 報告書(写真) |