『岳連山塾』実施報告
((第29回 セルフレスキューの実践研修)
○目的危急時を想定した実践的なロープワーク等を自然界の中で研修します
○主催滋賀県山岳連盟 ○主管指導委員会
○日時2018年7月8日(日曜日)am9:00集合
○会場大津市皇子が丘公園登山道周辺
集合場所大津市皇子ヶ丘公園駐車場(早尾神社下)
研修 9:00 集合受付
9:30 開塾・オリエンテーション
9:40 研修
・セルフレスキュー研修(座学・実践)
内容 ファーストエイドについて
・要救護者の搬送研修
内容 搬送方法各種実践
12:00~12:40 昼食・休息
12:50 研修
・要救護者の搬送研修
内容 背負い搬送の実践・簡易ストレッチャーの作成
16:00 片付け・閉塾~解散
主任講師 大越久嘉 滋賀岳連指導委員長 山岳上級スポーツ指導員
スタッフ 木内義忠 指導技術委員
大越玉代 指導技術委員 スポーツクライミング指導員
松園裕子 アドバイザー
参加者
会員 5名 一般 3名
スタッフ所感
セルフレスキューは登山者の基本的な心構えです。
登山やクライミング中は全ての者は自らが起因する事故を発生させないイコール自己責任であると考えています。
しかし不幸にして事故が発生しケガや搬送が必要な要救護者が存在した場合、何らかの方法で山中より社会インフラまで届けなければなりません。
そのスキル向上を目的に【岳連山塾】29を開催しました。
残念ながら登山者の多くは医療に関して専門知識を有してはいません。
現場で正確な判断や治療行為を行うことは困難です。
しかしそれを恐れて処置を怠ることがあってはならないと考えています。
その判断基準として【岳連山塾】は「後遺症なき早期社会復帰」を理念としてセルフレスキューを実践しようと提案しました。
たった1日の短い時間ではありましたが、そうした理念を定着さすいいキッカケになる研修になったかと思います。
会場の皇子が丘公園で【岳連山塾】29を開講
座学研修
山岳で起こりうる疾病やケガ、障害についての対処を、資料と福祉医療関係者のアドバイザーの助言をいただきながら行う
座学研修
三角巾の使い方を研修
搬送研修
いろんな搬送方法や要救護者を担ぐ方法を研修する
実践研修
ザックと上着を使った背負子を作成し、確保しながら登山道を搬送訓練する
実践研修
ツェルトと樹木を使った簡易タンカーを作成し搬送する。
人数が確保できる場合、これは危急時にかなり使える技術です。
参加された皆さん、お疲れさまでした。
【岳連山塾】